中古車を買ったとき、グローブボックスの中にUSB接続コードが入っていることがある。「おっ、ラッキー」と思ってUSBメモリを挿してみたら……何も起こらない。そんな経験をしたことはないだろうか。
今回はまさにそのパターンにハマった話だ。中古で購入した日産デイズ、ECLIPSEナビでのUSB音楽再生を試みたときのことを振り返る。
購入時にUSB接続コードが付属していた
納車されてグローブボックスを開けると、ECLIPSE対応のUSB接続コード(USB111タイプ)が入っていた。前オーナーが用意していたものだろう。ナビ本体がECLIPSEであることは確認済みだったので、「これを繋げばUSBメモリから音楽が聴ける」と期待していた。
USB接続コードはグローブボックス内のAUX/USB用の小さな穴から車内に引き出す形になっている。外側のUSB端子にメモリを挿し、もう一方をナビ裏のコネクターに差し込む仕組みだ。
USBメモリを繋いでも無反応…原因はナビ裏のコネクター外れ
MP3ファイルを入れたUSBメモリを接続してナビを操作してみたが、USBのソースが表示されない。何度試しても反応なし。
「ナビが対応していないのか?」「USBメモリのフォーマットが違う?」といろいろ疑ったが、よく見るとグローブボックス側のUSBコードがぶらりと宙ぶらりんになっていた。
つまり、ナビ裏に接続するはずのコネクター側が外れたままだったのだ。前オーナーが取り付けようとして途中で放置したのか、あるいは接続が甘くて抜けてしまったのかはわからない。いずれにせよ、ナビ本体側に繋がっていなければ当然反応しない。
ナビを引き出してコネクターを接続する手順
コネクターをナビ裏に接続するにはナビを前に引き出す必要がある。手順は以下のとおり。
- センターパネルのクリップを外す:内張りはがしまたは指でパネルの端を手前に引っ張り、クリップを順番に外していく
- ナビ固定ボルトを外す:ナビ両側のボルト(車種によって2〜4本)を外す
- ナビを手前に引き出す:カプラーやアンテナ線に注意しながらゆっくり引き出す
- USB接続コードのコネクターをナビ裏に接続する:対応するコネクター形状を確認して差し込む。カチッと音がするまでしっかり押し込む
- ナビを元に戻してパネルを閉める
作業自体は難しくなく、工具も内張りはがし程度で済む。ただしナビ裏のカプラーを誤って引き抜かないよう、引き出すときは慎重に。
無事に音楽再生できた
コネクターを正しく接続してナビを戻し、USBメモリを挿したところ、ナビのソース選択に「USB」が表示された。MP3ファイルが認識され、問題なく音楽を再生できた。
ECLIPSEナビのUSB再生はMP3形式に対応しており、フォルダ管理も可能だ。ファイル名や曲名も表示されるため、使い勝手は十分。
中古車のUSB再生で詰まったら確認すべきこと
同じ症状で困っている人向けに、確認ポイントをまとめておく。
- USBコードのナビ裏コネクターが刺さっているか:今回の原因はこれ。まず最初に確認を
- USBメモリのフォーマット:FAT32でフォーマットされているか確認。NTFSは認識しないナビが多い
- MP3ファイルのビットレート:極端に高いビットレート(320kbps以上)は非対応の場合がある
- フォルダ階層が深すぎないか:ナビによってはフォルダの深さに制限がある場合も
中古車の場合、前オーナーが途中まで作業して放置したケースが意外と多い。「繋がっているように見えて実は刺さっていない」という落とし穴には注意したい。
まとめ
USB接続コードが付属していたにもかかわらずUSBメモリが認識されなかった原因は、ナビ裏のコネクターが外れていたというシンプルなものだった。ナビを引き出してコネクターを接続するだけで解決し、MP3での音楽再生が無事できるようになった。
中古車ならではの「前オーナーの作業途中」パターンは、シエンタのセキュリティボルトしかり、意外なところで詰まる原因になる。購入後に気になる部分があれば、まず現状をしっかり確認することをおすすめしたい。
